保育内容

情緒を安定させる

入園すると親から離れて園で長時間生活することになりますので、一人ひとりの気持ちを大切にし、甘えたい気持ちを受け止めてやり、心の安定を図ることをまず第一に考え、安心して楽しい園生活を過ごせるように心がけています。乳幼児期の心の安定が人間として社会生活を送るための基本と考えています。

安全保育

命を守るという使命をまず第一に考え、園舎内外の安全管理については十分注意を払っています。しかし、子どもは発達にともない活動も活発になるので、まったく危険のない生活の保障ができないのがむずかしいところです。職員全員で力をあわせ、事故やけがが最小限度になるよう心がけています。

体力づくり

ぶらんこ、すべり台、鉄棒、うんてい、のぼり棒など遊具を使いこなすことをはじめ、散歩、駆け足、プール遊び、ボール遊び、なわとび、マット運動、6つの運動(跳躍運動力・懸垂運動力・支持運動力を身に付けるための運動)などの活動を通して、がんばりのきく丈夫な子どもに育てたいと考えています。

健康管理

  1. 【健康診断】内科健診(年に2回)、検尿、歯科健診、身体測定をおこなっています。
  2. 【歯磨き】歯をみがく習慣はとても大切です。保育士と看護師の指導で、昼食後、全員毎日歯磨きします。歯科医による検診もあります。
  3. 【お昼寝】0〜3才は年間通して、4才は前期、5才は夏の間だけ昼寝をします。個人差もありますが、長時間保育のなかでの昼寝はとても大切です。

給食

乳幼児期の食生活は心身の発達に大きく影響します。園では昼食とおやつに手作りで豊富なメニューが用意できるよう心がけています。 献立は園の管理栄養士を中心に担当者が検討し、毎月家庭にお知らせしています。

0〜1歳
おやつ・ミルク・離乳食は、家庭でアレルギーが無いかを確認した食材を使い、個々の成長にあわせて出しています。
2歳児
完全給食で、おやつは午前・午後の2回あります。(後半、午前おやつは無くなります)スプーン、フォークが主ですが、個々のペースで箸へ移行していきます。
3歳児以上
完全給食です。午後のおやつも出ます。

生活習慣の自立

自分で何でもしたがる時期を大切にとらえ、大人が手を添えて、自分のことが自分でできるようにしていくのが上手なしつけです。
子ども一人ひとりの発達に応じた指導が大切な幼児期です。家庭との連絡を密にし、自立できるよう細かな養護をこころがけています。

規範能力の育成

幼児期に物事の善悪の判断能力を身につけさせることは、人間としてとても大切なことです。生活や遊びのなかで、やってはいけないことをていねいに教えていきたいと考えています。家庭でも特に心がけていただきたいところです。

遊び

遊びは子どもの生活の大切な一部であり、学びの世界です。集団のなかで十分楽しんで、友達と遊べることが、伸びる力の基礎となります。満足するまで遊べる子どもにしたいと考えています。室内にはコーナー遊びを設定し、子どもたちが好きな場所で遊べるよう用意してあります。

0〜2歳児
天気の良い日は戸外へ出て、砂・水遊びの経験をたくさんさせ、散歩を通して足腰をきたえ、しっかり歩けること、走れることができるようにしています。クラスには、保育士が作った手作り玩具をはじめ、積み木やブロックなどでいつでも遊べるようにしてあります。
3歳児以上
朝登園してからの時間を自由遊びの時間として、特に外遊びを中心に毎日活動を開始しています。また、室内でもじっくり遊べるようなスペースを利用して、遊びのコーナーを作っています。

表現活動

  1. 【音楽リズム】
    幼児期は様々な感覚が分化し、発達する時期です。カスタネット、タンブリン、太鼓など打楽器で遊び、鍵盤ハーモニカを吹くことによって音感・リズム感を身につけさせます。特に耳の発達は4歳児ですばらしく伸びると言われます。そこで4歳児にに無理のないよう、そして楽しく取り組めるよう鍵盤ハーモニカ指導をしています。年長の和太鼓や生活発表会での表現発表は、まとめの意味で子どもたちの成長に意義深いものがあります。
  2. 【造形活動】
    様々な素材や用具を使い、経験したり想像したことを創造的に描いたり、作ったりする中で、集中力や根気力を養っていきます。また、物をよく見つめて描く中で観察力や認識力も培います。
  3. 【お作法】
    日本人として精神的なゆとりを養い、伝統文化に接する喜びを味わうことや、1対1の関係を大切にする中で、落ち着いて物事を理解したり、話をじっくり聴いて考えることが出来るようになることを目標としています。
    作法の時間は、楽しく心地よいものと思えるように、月1回、お茶の先生をお呼びし、少人数で行っています。

絵本と保育

豊かな心と言葉を育てるために絵本を読んであげることはとても効果的です。絵本の読み聞かせは人格形成に重要な意味を持ち、親子の絆を深めるためにも大切なことです。

絵本を通して保育者と子どもの人間関係が深まり、ことばの発達、豊かな感性、集中力、物語の認識、共通体験など子どもの心の育ちを実感することができます。

また、なでしこ文庫には、現在約5000冊以上の蔵書(物語絵本、幼年童話、育児書など)があり、在園児は週に1回貸し出しを行い、家庭での読み聞かせをすすめています。また、年齢にあった月刊絵本(福音館)を購入していただき、保育のなかでも家庭でも子どものために十分活用しています。

乳児保育

50年間の経験と実績から、おんぶや抱っこをし愛情をいっぱいそそぎながら、子どもの豊かな成長発達を保障し、働くお母さん方が安心して仕事に専念できるよう、連絡や連携を密に保ちながら保育にあたっています。

障がい児保育

心身にハンディキャップをもった子どもたちが他の子どもらと一緒に生活する中で、お互いが助け合う気持ちや思いやる心を育み、ともに育ちあう保育を目指しています。

NO TV

3園ともに子どもが鑑賞する為のテレビは一台もありません。子ども達は早朝保育、夕方の延長保育の時間も保育士が関わることによってのみ過ごしています。保育園において、子どもがテレビから学ぶものはないと考えております。アニメや映画などのビデオについても同様です。