お知らせ

相撲大会に思う

5月26日快晴。土俵の神様が一切の雲を祓ってくれたかのような、快晴!

晴れ渡った青空の下、一人も休むことなく「令和3年度年長相撲大会春場所」が開催されました。

 

これまで相撲の本番は秋場所でしたが、今年はいきなりの春場所を開催しました。

 

年長になってすぐの相撲大会は、体力的にはなんとかなるにせよ

「自分が頑張る気持ち」と

「お友達を応援する気持ち」と

「グループで優勝を目指す気持ち」

へ向かうベクトルの長さがまだ足りないかな、という心配がありましたが、子どもたちはこの2ヶ月で大きく成長してくれました。

 

4月にHP内でも報告した土俵開きの後から、小板橋先生に教えてもらったコツをコツコツと担任と練習してきた子どもたち。

友達が戦っている時には自分の声援が力になることも、練習の中で担任の言葉かけから学び体現してきました。

 

なでしこで相撲を教えることの最大の目的は「自分の体を自分で守る方法を学ぶこと」です。

どうやって転んだら痛くないか、怪我をしないか、どうバランスをとって相手の体重を受け止めるか。

こうした相撲の練習からこれまでにない体の使い方を学んできました。

その上に前述のような精神的成長のねらいがプラスされます。

 

そして相撲の取り組みには「勝ち負け」が生じます。

 

私は「勝ち負けは関係ない」と考えてはいません。

年長はすでに「みんなが一等賞!」は納得しない年齢です。

勝ったら嬉しい、負けたら悔しい。

そういう気持ちをしっかり感じることができる年齢だと思いますし、そうあって欲しいと思います。

 

「DVDをご覧の皆さん」と、当日の挨拶の中でもカミカミで保護者の皆さんに向けてお伝えしましたが、園では勝ち負けをはっきりつけて大会を終えますので、その後のフォローはご家庭でお願いします。

 

勝ったら全身全霊で褒めてください。

負けたら全身全霊で慰めてください。

 

勝った子の誇らしい顔も、負けた子の悔し涙も成長の証です。

特に、負けて悔しいと泣けることの素晴らしさを、保護者の皆様にわかっていただきたいのです。

 

これから子どもたちは色々な場面で勝ち負けを経験していきます。

就学後はもっとです。

日々のちょっとした「勝ち負けと感じること」に大人としてどう関わり、どう子どもの声を拾い、どう気持ちを受け止めていくか。

親として考える機会にしてほしいと私の中の老婆(心)が叫んでいます。

 

頑張ること、最後まで諦めないことに意味があることはもちろんですが、負けて悔しがっている子に「勝ち負けは関係ない」なんていう言葉かけは、かけらも残らないほどスルーなんです。

 

「とにかく悔しい子ども心」

 

そこを受け止めることができ次につながる対応のできる大人に、お互いなりたいですね。

 

秋場所は予定しておりませんので、次の勝ち負けは運動会です。

お家の皆様のフォローを引き続きよろしくお願いします!

 

 

第二なでしこ保育園 園長 大谷光代