お知らせ
手洗いが新しくなりました!
2021.12.27園長だより
第一の2階、門に一番近いお部屋ひまわり組の手洗いが新しくなりました〜!!
ぴったりジャストサイズのTOTOの子ども用手洗い。ぴったりすぎて施工が大変でした。
そして、蛇口を見てください。
レバーハンドルではなく、あえて今までと同じ握り型の水栓金具にしました。
今、厚労省からは自動水栓への取り替え工事の補助金があります。
つまり国が推奨しているのは「自動水栓」。これはコロナ対策だとのことです。
確かに「水道のハンドルから感染か」という報道もあり、その危険性が問題視されていました。
しかし、全国の保育園ではそれが原因でクラスターが発生したという事例は聞いたことがありません。
子どもたちは日常的に使う物で発達を促されているものです。
特に使用頻度の多い水道のハンドルは、指先の発達に大きく影響を及ぼしています。
「握って」「ひねる」。
これだけですが、今の子どもたちには難しい動作になっていると思いませんか。
だって、そういった動作を必要とする生活の道具がありませんから。
トイレも同じです。
今ほとんどなくなってしまいましたが、和式トイレはヒトが排泄するのに一番適した格好で排泄できるトイレです。
考えてみてください。
もし野原で排泄するとなれば、和式トイレを使う格好をするでしょう?
適度に力めてスムーズな排泄ができるのは、本来「しゃがむ」格好なのです。
まして排泄後は自動に「シャー」と流してくれたら、もう何も考える必要はありませんよね。
どうして洋式ばかりになってしまったのかなぁ、と感じるオオタニです。
便秘の原因になってないのかなぁと。
和式トイレの方が体幹も整う気がします。
まぁ小学校に習い、子どもが使う保育園の便器はすべて洋式にしてしまいましたが…。
ヒト本来の使い方であるべき道具がどんどん先へ先へと「ヒトの手を煩わせない方向へ」進化してしまい、子どもの発達に見合ったものが生活から無くなっていってしまう不安があるのは私だけでしょうか。
そう考えたらこんな「いにしえの水道」も愛しくなりますよね。
厚労省の自動水栓の補助金も手を挙げたものの、逡巡しているオオタニです。
国は一体どんな子どもを育てたいのでしょう。
みなさんはどう思いますか。
今年の保育も残り二日となりました。
皆様お忙しい年末かと思いますが、ご家族揃って良い年をお迎えください。
第二なでしこ保育園 園長 大谷光代