お知らせ

保育士体験、再開します。

2006年(平成18年)に埼玉県北部の民間保育園の園長、主任を中心にした勉強会「親心を育む会」が発足されました。長い間、第三なでしこ保育園の3階を使って(今はオンラインですが)毎月1回、保育園関係者が集まり保育園の現状について意見交換をしてきました。まぁ、私たちの悩みを話し聞いてもらうという「お悩み相談会」ようなものです。そのスーパーバイザーが、今年も6月にご講演いただく松居和先生です。

この「親心を育む会」は今月で141回目を迎えます。皆、歳をとりましたね。

https://www.oyagokoro-hug.jp/

この会から「一日保育士体験」は生まれました。

当時、実習生から松居先生が耳にした「保育士による虐待まがいの行為」の対策としてが、この保育士体験の一義的な目的でした。

保育室の「密室性」をなくすこと、そして保育士の仕事を理解していただこう、ということをねらいとして始めたこの保育士体験でしたが、始めてみると「子どもがものすごく喜ぶ」という思いがけない副産物が生まれました。

自分のお母さん、お父さんが自分のクラスに入って先生として一日生活してくれるのです。ぼくのママ、わたしのパパは、子どもにとってとても自慢なんだなぁと実感したものです。誕生日プレゼントはいらないからママ先生にきて、という声を聞くほどです。

園としては、お昼寝のときにママさん・パパさんとコーヒーを飲みながらゆっくりお話を伺えることが一年を通しての信頼関係の土台になったり、お子さんの様子をお伝えできるとてもよい機会となっています。そして何より、普段の園での様子、頑張っている姿を見ていただけることがとても貴重でした。

平成19年度から継続してきた事業ですが、コロナのため令和2年〜3年度は中止していました。

しかし!今年は年少以上の年齢のお子さんに限定し、時間を短くし、(申し訳ないのですが)給食は召し上がっていただかない、ということで再開に踏み切りました。

ただコロナの状況により実施を見送る期間が生じることもありますのでご承知おきください。

半日保育士体験の時間は9:00〜12:00。この日ばかりはお子さんと一緒に午後も濃密な時間をお過ごしください。兄弟の在園児さんは保育をいたします。

保育士体験の詳しいお手紙は近々お渡ししますので、よくお目通しいただきクラスに掲示する予定表に申し込んでくださいね。

また、親心を育む会から「一日保育士体験のすすめ」という本も出ています。文庫にもありますのでどうぞお手にとってみてください。

では。園でママ先生、パパ先生にお会いできますことを楽しみにしています。

第二なでしこ保育園 園長 大谷光代