お知らせ

行事について補足します

今年の行事予定がお手元に配られ、例年とは違う内容に驚かれた方が多かったことと思います。

今回の年少以上のクラス懇談の際に、行事について質問が複数あったと聞き「ご説明をせねば」と、遅ればせながら筆を取った次第です。

 

保護者の皆さんはなでしこに何年かいらっしゃると、「この時期には何があって、その次は何で‥」と大抵の流れを理解してくださいます。中でも「運動会」は三園合同で開催する一大イベントですが、今年は「親子レク」となりました。

以前はここに「秋祭り」や「年長のお泊まり保育」、「餅つき」、地域の方の力を借りた「遊ぼう会」等、本当にたくさんの行事を行っていましたが、コロナを機に行事のあり方が様変わりしたのはご存知の通りです。

 

現在の保育の流れ(つまり国の指針)が、子どもの主体性を重視する方向へ向かっていることは何度か皆様にお伝えしてきましたが、それに伴い、保育界では園行事のあり方が問われてきました。

〜行事は誰のためにあるのか〜

もちろん子ども本人のため、でしょう。

目的を持った行事を通して、仲間と影響しあい成長する子どもの姿は集団あってこその素晴らしいものです。

しかし、いわゆるこれまでの保育園行事は「見る人がどう感じるか」に重点を置いていたように思います。

そこをなでしこは「子ども自身が主体的に関わりどれだけ手応えを感じられるか」に変えていきたいのです。

そして大人も「観る」から主体的に「一緒に参加する」行事へとシフトチェンジしていきたいのです。

特に運動会のような体を使う行事なら尚のこと、大好きな親さんと一緒に体を動かせたらこんなに「手応え」を感じることはないなぁと思い、今回のような内容といたしました。

お子さんの成長発達は、遠くで傍観するのではなく横で伴走しながら手に取るように感じてほしい、と強く願っているゆえです。

 

これまでの運動会では、年長さんの太鼓とリレーはとても大切なものでした。ここには親さんのお子様の成長への願いがしっかり込められていることを私たちは知っていますし、子ども自身が手応えを感じる取り組みですので、違う機会に開催を考えています。

相撲ももうすぐ土俵が完成しますので経験していきたいと思っています。

また改めて日程をお知らせします。親さんは「観る」が主になりますが、機会を作りますので応援にいらしてください。どうぞよろしくお願いいたします。

 

というわけで長々と説明しましたが、実は、運動会を親子レクへと変えたきっかけは「会場取れない問題」にありました。

行田アリーナのみならず、これまでとシステムが変わったのか駐車場と広さが確保される会場はどちらも3ヶ月前でないと予約が取れない状況にあり、確実に予定表に記載できることを前提に年間行事を組みました。悪しからずご理解を頂けますようお願いいたします。

 

会場取れない問題がなかったらこのような思い切った決断には至らなかったかもしれません。でもきっとこの決断の先には子どもたちの笑顔が待っていると信じ、皆様のご協力を切にお願いするものであります。

親子レクに関しましては、「汗と涙と感動」をテーマに企画していますので、皆様のご参加が必須となります。しかし平日の昼間に全ての皆様に絶対来てね、と申し上げるのは難しいことは重々承知しています。もしお家の方が来れなくてもお子さんが寂しい思いをしないよう配慮しますのでご安心ください。

 

また年長のお泊まり保育ですが、開催は予定していません。ここのところの暑さや不審者などの危険を考えますと、うちのような大集団でひと晩お子様の命を預かる自信がなくなってしまいました。全てオオタニの不甲斐なさによるものです。ごめんなさい。

他のことはなんとか頑張って参りますので、「今までのやり方が良かった」以外の主体的なご意見がありましたら、是非オオタニまで耳打ちしてください。

 

そうそう、一日保育士体験は伴走型行事の最たるものです。もうすぐ今年度の申し込み表も掲示しますので、どしどし申し込みをしてくださいね。

 

では、今年度もいろいろな行事でお世話になります!